「猿田彦」あるいは「ダイバン、ダイバ」
猿田彦(サルタヒコ)
=参考=
『(猿田彦は、)天孫降臨の際に道案内をしたということから、道の神、旅人の神とされるようになり道祖神と同一視された。…祭礼の神輿渡御の際、天狗面を被った猿田彦役の者が先導することがある。』
外見ほか、「タニスジの猿田彦」と「いっくう様の猿田彦」を比較してみると
1)「タニスジの猿田彦」の鼻も大きいが、天狗のイメージには遠い。対して、「いっくう様の猿田彦命」は正に天狗の面相である。
2)「いっくう様の猿田彦命」が太刀を腰に差しているのに対して、「タニスジの猿田彦」は太刀を差していない。
3)御霊遷し神事 「いっくう様の猿田彦命の役者が神輿と共に拝殿に昇り御霊が移されるのに対して、「タニスジの猿田彦」役者は拝殿での神事には参加しない。
4)「いっくう様の猿田彦命」は、いっくう様に祀られる神。「猿田彦神」の神旗あり。
「タニスジの三島神社」は「三島神社旗」が渡御。
取り敢えずの結論(めいたもの)として、「タニスジの猿田彦」は「タニスジの三島神社」の祭神様の渡御、お旅の先導役としてのみ参加しており、神としてのイメージが生活のなかで希薄となったものとしておこう。
一方、他面にあっては、「ダイバン」なるイメージが楽しく愉快なモノとして生活のなかに色濃くあることを示しているとも言える。
さすれば、「ダイバン」とは?
ポスターでしか見たことがないのですが、奥伊予の奇祭として人気を呼んでいる(城川町土居)の「どろんこ祭り」に「ダイバン」が登場します。
写真で見たその面相は天狗そのもので、一見して猿田彦命を思い浮かべました。(と言うより、そのモノと。)
そして、神様も人の心のなかに生きるものなんだから、イケズをすることもあろうけど(笑)
悪戯の度が過ぎて泥田のなかに放り込むとは!と、怒りに似た感想をもったのも事実です。
今年も訪うことが出来なかった(あるいは、しなかった。)んですが
=参考=
「愛媛の祭り5 伊予市永木の鬼(ダイバン)」
愛媛県歴史文化博物館 学芸員ブログ「研究室から」
『※中予地方 伊予市(旧中山町永木)
旧中山町永木地区の秋祭りで出る鬼です。地元で「ダイバン」と呼ばれていますが、中予・南予地方では、鬼のことを「ダイバン」・「ダイバ」と呼んで、怖がられながらも、親しまれています。
松山をはじめ、中予地方には、おそろしい鬼の仮面をかぶった「ダイバ」とよばれる「鬼」が出るお祭りが多くあります。また、「お神楽(かぐら)」という仮面芸能でも、鬼のことを「ダイバ」とか「ダイバン」とよんでいます。これは、愛媛県周辺での独特のよび方のようです。
ダイバという呼び方は、仏教で釈迦(しゃか)の修行を邪魔する悪役「提婆達多(だいばだった)」に由来するものと思われます。鬼も神の邪魔をする役だからです。』
余戸のダイバンは?
※シリアス風に読んでくださいW
ダイバンは過去にいたのか、先輩、年配の方に聞いてみたらいいのか。
いたのかいなかったのかではない。
これはあくまでも個々の考えになるが、これは余戸大神輿会の公式サイトである。
何を言ってもここでとどまる。
お面をかぶってもいいのではないか。
太鼓たたいてもいいのではないか。
竹を振り回し威嚇してもいいのではないか。
ならば考え方は一つである。
やるっきゃない。
私たち余戸大神輿会は地元の活性化、すなわち起爆剤となり町を盛り上げたいと日々考えています。
そこで道の神、旅人の神を引き連れ神輿と共に練り歩くのも素晴らしいことではないでしょうか!
ありがたい神様ですし珍しいと思いますので見かけた際には一緒に記念撮影なんかいかがでしょうかw
ということで!
今年の秋祭りにはいますので決してイタズラしないようお願いしますw
この顔が神輿と歩きますので・・・
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